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安全実証実験

<安全実証実験> (2016年7月から2ヵ月間にわたり実施)

■実験の目的
アクツ津波シェルターの安全性を証明するためには、以下二点について証明する必要があります。
1.津波や水害の際に負荷される水圧に耐えること
2.漂流物の衝突に対して十分な耐久性を有していること

日本大学理工学部精密機械工学科・構造力学研究室との共同実験では、上記の安全性を証明するために
「静的負担試験」と「衝撃荷重負荷試験」の二つ大がかりな実験を実施しました。


※同実験の試験体として、直径5m・厚さ1cmのFRP素材で構成されるアクツ津波シェルター
(収容想定人数15~20名)の一部を利用

実施した実験について

①性的負荷試験

「静的負荷試験」は水害時の水圧負荷について耐久性を証明するための実験です。
同実験では、想定される水圧負荷よりも厳しい条件下でシェルターの耐久性を証明すべく、部分試験体頂部に最高800kgの土壌を載せて鉛直方向の負担を与えました。
この実験の結果、同シェルター部分試験体では800kgの負担に耐え、被災時に想定される水圧等に対して、圧潰等、構造自体の崩壊を起こさないことを証明しました。(シェルター全体では4000kgの負担に耐えられることを意味しています。

②衝撃荷重負荷試験

「衝撃荷負荷試験」は水害時の漂流物が同シェルターに衝突する場合を想定した際の耐久性を証明するための実験です。
日本沿岸地域における津波の到達速度を計算した結果、水深0m・波高10mとする時速35kmとなります。そのため同実験では、津波の時速35kmで実際に衝突が想定される漂流物よりも厳しい条件下でシェルターの衝撃耐久性を証明すべく、試験体に100kgの鉄柱を高さ4.82mから自由落下させました。

津波到達速度と同等の時速35kmで100kgの鉄柱を4.73KJの衝撃エネルギーで衝突させた実験結果、シェルターに鉄柱が衝突した瞬間、鉄柱が大きくバウンドし明瞭な傷や亀裂は生じず、衝撃に対する耐久性があることを証明しました。

実験動画